LANDSCAPE ランドスケープ

あらゆる世代の記憶に残り
誇りや愛着を育む
ランドスケープデザイン

原風景をつなぐ

広場|パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
川崎市中原区新丸子東は企業のグランドとして、すこやかな時を育み、地元の方々にも親しまれた緑の風景が広がっていました。豊かな木々、やすらぎの水辺、鳥たちのさえずりなど、古(いにしえ)より人々の心に脈々と受け継がれてきた潤いの風景を、未来へつなぐということを目的に、スダジイ、ヒマラヤスギ、桜など、様々な花木が保存されています。また、既存樹に加え、歳月を重ね成長していく多くの植樹・植栽が敷地内に植えられています。居住者だけでなく、地域の方々と一緒に愛しみながら、次の世代へとつないでいくという思いを込め、大人から子供まで、さまざまな世代の“記憶に残る風景”となるよう、自然との共生をめざすとともに、コミュニティへの誇りや愛着を育むランドスケープデザインが施されています。

交流の庭

ランドスケープイメージ|パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
木々に囲まれ、パーゴラやトピアリーに彩られた「交流の庭」は、居住者がハーブや実のなる木、植物などを楽しむことができる空間になっています。ハーブ類をはじめオリーブやブルーベリーなど実のなるもの、バラなど花々が美しいものなど、さまざまな樹種が植栽され、「緑」を通じた多彩なコミュニケーションを育むことができるようになっています。また、中央に置かれた日時計は太陽や月などのデザインでつくられています。日時計の目盛りは、ゆったりと流れる時間を刻み、腕時計を外して過ごす気持ちよさを感じることができます。さらに、ハーブを育てながら、ふれあいを育み、満ち足りた時間が人と人の心をつなぐことのできる環境となっています。
※日時計は季節や周辺建物等、日照条件により影響を受けます。予めご了承ください。

木漏れ日の広場

木漏れ日の広場|パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
小鳥たちのかたちをあしらったトピアリーゲートを抜けると、そこは子どもたちが元気良く走り回る広場になっています。高木を中心に植栽され、木もれ日が注ぐ森の中を感じさせる空間をイメージした「木もれ日の広場」には、子どもたちの冒険心をくすぐるたくさんの「遊び」が仕掛けられています。カーブを描くスロープ状の道は立体的な楽しさ、その道に沿って立つデザインウォールはなだらかな波形を描き、ところどころに太陽や星、雲などを連想させる穴が設けられ、空間を楽しげに彩っています。ミニステージのように一段高く盛り上がったデッキでは、太陽のもと日向ぼっこすることもできます。太陽と遊ぶ、風とたわむれる、そんな気持ちよさを感じさせてくれる空間です。

森の大通り

森の大通り|パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
東急東横線「武蔵小杉」駅から綱島街道へ、『パークシティ武蔵小杉』の敷地内を貫くように伸びるシンボルストリートが「森の大通り」です。車道、そして歩道もゆとりある幅を確保するとともに、境界としての生け垣を設けるなど、美観や安全性にもきめ細かく配慮されています。また、電線類の地下埋設計画や温かみのある照明計画など景観形成にも配慮されています。シンボルストリートの両サイドを彩る、並木や季節を感じる花々との出会い、ベビーカーを押しながら、愛犬と一緒に散歩をするなど、多彩な「歩く楽しさ」が感じられます。

大樹の門

ヒマラヤスギイメージ|パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
この地を見守ってきた緑の息吹を受け継いでいくことも、『パークシティ武蔵小杉』の外構計画における大切なテーマのひとつとなっています。空に向かって堂々と屹立する2本のヒマラヤスギは、既存樹維持のシンボルであると同時に、敷地内と外の境界を分けるゲートとしての役割も果たされています。また、ヒマラヤスギを中心にさまざまな草花で門が彩られ、サクラや草花を活かしたロックガーデンは華やかさが演出されています。綱島街道側からのアプローチとしては、コニファー(針葉樹)や鮮やかな花々を用いた、シンボリックなロックガーデンが形成されています。

やすらぎの泉

ステーションフォレストタワーの日常を彩る「やすらぎの泉」は、多摩川を身近にひかえた潤いのロケーションイメージを喚起させるとともに、ライフシーンの満ち足りたアクセントともなる水景が創造されています。「森の中の水辺」としてのゾーニングにより、居住者のプライベートな空間と時間が演出されています。また、水と緑の調和をイメージし、石積み風のデザインを用いた水道橋からは水が流れ落ち、噴水が涼しげなしぶきを上げています。その柔らかな水音は森で遊ぶ子どもたちの声を包み、森に潤いを添えるサウンドスケープとなっています。泉の横にはテーブルとチェアを置いたデッキが設置され、散策の合間のひと休みにも利用できます。

冒険の森

小さな森の中、その間を縫うように小径により緩やかなカーブが描かれています。緑に囲まれた空間内には、小鳥たちの遊び場、棲みか、止まり木などが散りばめられ、小径には小鳥たちの足跡がデザインされています。また、深い森をイメージしたこの空間は、子どもたちの冒険心を刺激することはもちろん、大人たちにとっても楽しい場所になっています。緑の風景に包まれていると、心がゆったりと癒されていくように感じることができます。さらに、森を春色に染めるサクラ類やヤマボウシなど多彩な植栽が活かされ、豊かで華やかな森のイメージが演出されています。

季節と出会い、交流が深まる植栽

植栽イメージ|パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
『パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー』の植栽計画は武蔵野の森を基本イメージに据えながらも、現代的で洗練された華やかさをアクセントに採り入れられています。エリアごとに用いられた特徴のある木々や花々の美しい連続性により、春夏秋冬という季節感を素朴ではありながら、豊かで繊細な表情として表現しています。また、散歩する楽しさを感じさせる変化に富んだ風景や、土とふれ合うハーブガーデン、子供たちのためのプレイガーデンなど、多彩な交流を育むとともに、あらゆる世代の記憶に残る風景として、植栽はもちろん、様々な工夫が凝らされています。

光の情景

夜景|パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
『パークシティ武蔵小杉』のランドスケープには、随所に光の演出が施されています。都市にいることを忘れさせるようなこの風景を鮮やかに彩るために、ライティングによって「森の明かり」が演出されています。ライトの色は、曖かみがあり目に優しい白色が基本としてセレクトされており、照明器具自体も柔らかな曲線を活かした、手づくりの温かさを感じさせるクラシックなデザインのものが採用されています。敷地内に広がるさまざまな森や水景の各ゾーンにおいては、それぞれの場所の役割を効果的に活かせるような照明が計画されています。例えば、森のなかの小径は足元を照らし出すようにライティングされ、鳥小屋など森の個性を表現したものにも、アクセントとして明かりが加えられています。散策時の安全性に配慮された足元が明るい道、森のオブジェや緑を包む明かり、水景の幻想的なきらめきなど、陽のもとにいるときとはまた趣の異なる様々な光の演出が、独特のやすらぎを感じさせてくれます。

迎える光

夜間の帰宅時、住宅棟へのアプローチはスポットライトによって穏やかに照らし出されています。その光は、まるでわが家へと導き迎えてくれるかのようです。また車路はもちろん、歩道にも明るさが確保され、夜間の視認性に配慮するなど、様々な光の演出により「安心・安全」な空間が形成されています。

森の光

森を照らす明かりがやすらぎを演出し、日中とはまた異なる趣が見られるようになっています。自然の光が注いでいた森の風景は、日没とともに庭園灯によって穏やかに映し出されています。また、植栽を照らす明かりは、木々に柔らかな陰影をもたらすとともに、森全体にやすらぎを深める奥行きが演出されています。

水の光

階段状の滝から緩やかに水があふれ落ちる「うるおいの森」や、水道橋と噴水がしぶきを上げる「やすらぎの泉」など、泉内に設けられた水中照明は繊細な光の表情をつくり出し、幻想的なきらめきが醸し出されています。日中は陽射しが明るく包む水景が、夜は柔らかにライトアップされ、周囲の森を遠景にやすらぎの風景が浮かび上がっています。
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